離婚率の全統計|日本の離婚率と離婚を回避する15の知識

2003年までの日本の離婚率は、3組に1組が離婚するという離婚率30%(婚姻件数と離婚件数の対比)の高い数値となっていましたが、この2003年を境に徐々に離婚率は下がり始め、2015年時点の日本の離婚率は約20%、約4組に1組は離婚をするというデータがあります。(参考:平成 27 年人口動態統計の年間推計)

1975年の離婚件数は約11.9万件でしたが、2015年には約22.5万件と約2.になっていますが、しかし、2002年の28.9万件をピークに離婚は減少傾向にあります。

ただ、離婚率よりも問題なのが婚姻件数で、1975年に94万件を超えていた婚姻件数も2015年には約63.5万件になっているため、離婚が増えたというよりは結婚するのが少なくなったと言い換える事もできます。

これからお話する内容を見ると、離婚率は本当に高いのかという疑問が出てくるかと思いますが、少しでも離婚の危機を回避する参考になればと思います。

 

1000人当たりの離婚率

「日本では、約1分49秒に1組が離婚している」と言われていますが、離婚率は年々減少しているとお伝えしました。しかし、本当に減少しているのか、また、離婚率が高くなる年齢などを見ていきましょう。

人口1000人当たりで何割が離婚しているかのデータがありましたので、以下のグラフで解説します。

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図:離婚件数・離婚率の推移

しかし、同様に結婚する人の数を同様に減ってきています(下図参照)。婚姻数は2000年初頭にピークを迎えた後、婚姻率の低下比例する形で軒並み落ち込みの傾向を見せています。当然ですが、婚姻しなければ離婚はできません。

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離婚率は高いかもしれないが婚姻件数の減少が問題

離婚率は「人口比」のため、婚姻している人が少なくなれば離婚の可能性も少なくなるのは誰もがわかる等式と言えます。数字上、確かに離婚率は下がったかもしれません。

離婚率が高い年齢|20代から30代が多い

離婚率はある年齢を超えると急に離婚が高まる傾向があることがわかっています。厚生労働省の実施した「離婚に関する調査(平成21年度)」の「同年別居の年齢階級別離婚率及び有配偶離婚率の年次推移」によると、男性・女性ともに30代前半から半ばにかけての離婚率が最も高い結果となっています。

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また、“結婚に最も適している”年代は、20代後半から30代前半と言われており、いわば「アラサー」の年齢で結婚することが一番好ましいようです。米国の統計調査で2006年~2010年に実施された研究によりと、32歳以降に結婚した場合、「1歳年を取るごとに離婚率が約5%も増加する」ことが判明しました。

都道府県別の離婚率|1位は沖縄県で最下位は新潟(平成24年)

厚生労働省の人口1,000人当たりの(年間の)離婚率を比較した「平成24年の人口動態統計」によれば、日本で一番離婚率が高いのは沖縄県で2.59、次に大阪と宮崎の2.16、4位に北海道2.13と続いています。逆に一番離婚率が低いのは新潟県で、1.38という数字が発表されています。

都道府県別の離婚率

順位 都道府県名 離婚率
第1位 沖縄 2.59
第2位 大阪 2.16
第3位 宮崎 2.16
第4位 北海道 2.13
第5位 福岡 2.09
第6位 和歌山 1.99
第7位 東京 1.96
第8位 香川 1.92
第9位 埼玉 1.89
第10位 山梨 1.89
・・・
第38位 岐阜 1.63
第39位 徳島 1.62
第40位 福井 1.57
第41位 石川 1.53
第42位 岩手 1.52
第43位 山形 1.47
第44位 富山 1.44
第45位 島根 1.44
第46位 秋田 1.41
第47位 新潟 1.38

その他の都道府県の離婚率

都道府県 婚姻件数 離婚件数 婚姻率 離婚率
全 国 668,869 235,406 5.3 1.87
沖縄 8,842 3,634 6.3 2.59
大阪 48,114 18,761 5.5 2.16
宮崎 5,667 2,421 5.1 2.16
北海道 26,538 11,593 4.9 2.13
福岡 27,974 10,541 5.5 2.09
和歌山 4,664 1,959 4.7 1.99
東京 89,301 25,329 6.9 1.96
香川 4,789 1,887 4.9 1.92
埼玉 36,776 13,434 5.2 1.89
山梨 3,923 1,591 4.7 1.89
千葉 32,150 11,521 5.3 1.88
神奈川 51,530 16,812 5.8 1.88
熊本 8,965 3,377 5.0 1.88
栃木 10,225 3,688 5.2 1.87
静岡 19,323 6,878 5.2 1.87
兵庫 28,236 10,264 5.1 1.87
高知 3,257 1,403 4.3 1.87
大分 5,652 2,187 4.8 1.86
愛知 42,704 13,494 5.9 1.85
鹿児島 8,080 3,113 4.8 1.85
鳥取 2,759 1,065 4.8 1.84
岡山 9,570 3,518 5.0 1.83
茨城 14,477 5,261 5.0 1.81
群馬 9,246 3,520 4.7 1.80
京都 13,189 4,646 5.1 1.80
広島 14,668 5,074 5.2 1.80
愛媛 6,386 2,529 4.5 1.80
青森 5,846 2,408 4.3 1.79
三重 9,006 3,237 5.0 1.79
佐賀 4,003 1,471 4.8 1.75
長崎 6,335 2,450 4.5 1.75
奈良 6,223 2,390 4.5 1.73
宮城 12,315 3,957 5.3 1.71
長野 9,948 3,541 4.7 1.68
滋賀 7,389 2,346 5.3 1.68
山口 6,547 2,390 4.6 1.68
福島 9,285 3,210 4.7 1.64
岐阜 9,521 3,306 4.7 1.63
徳島 3,370 1,254 4.4 1.62
福井 3,634 1,240 4.6 1.57
石川 5,708 1,765 4.9 1.53
岩手 5,629 1,975 4.3 1.52
山形 4,881 1,687 4.3 1.47
富山 4,871 1,548 4.5 1.44
島根 3,114 1,014 4.4 1.44
秋田 4,020 1,495 3.8 1.41
新潟 10,219 3,222 4.4 1.38
計算式「離婚率 = 年間離婚届出件数 /人口 × 1,000」

なぜ沖縄県の離婚率が高いのか?

正確なことはわかっていませんが、DV被害件数の多さに関係しているのではないかという説があります。「マイナビニュース:DV発生率ワースト1沖縄」によれば、人口あたりのDV発生率ワースト1が「沖縄県:10万人あたり27.8件」、2位が奈良の23.4、3位が鳥取23.0という結果だそうです。

世界の離婚率|日本の離婚率は世界第36位

国(地域) 婚姻率 離婚率 国(地域) 婚姻率 離婚率
アジア イタリア 3.5 0.9
日本 5.3 1.8 ウクライナ 6.1 1.1
アゼルバイジャン 8.5 1.2 エストニア 4.5 2.4
アルメニア 6 1 オーストリア 4.6 2
イスラエル 6.6 1.7 オランダ 4.2 2.1
イラン 10.9 2 ギリシャ 4.5 1.2
ウズベキスタン 10.1 0.6 クロアチア 4.8 1.3
カザフスタン 9.7 2.7 スイス 5.3 2.2
カタール 1.9 0.8 スウェーデン 5.3 2.5
韓国 6.5 2.3 スペイン 3.5 2.2
キプロス 7.3 2.3 スロバキア 4.8 2
キルギス 10.3 1.6 スロベニア 3.4 1.2
クウェート 6.4 2 セルビア 4.8 1
グルジア 6.8 1.6 チェコ 4.3 2.5
シンガポール 6.8 1.9 デンマーク 5.1 2.8
タジキスタン 12.4 0.9 ドイツ 4.7 2.2
中国 9.6 1.8 ノルウェー 4.9 2
トルコ 7.9 1.6 ハンガリー 3.6 2.2
モンゴル 5.4 1.2 フィンランド 5.3 2.4
ヨルダン 10.3 2.6 フランス 3.8 2
北アメリカ ブルガリア 2.9 1.6
アメリカ合衆国 6.8 2.8 ベラルーシ 8.1 4.1
キューバ 5.5 2.9 ベルギー 3.6 2.5
グアテマラ 5.6 0.3 ボスニア・ヘルツェゴビナ 4.8 0.6
コスタリカ 5.5 2.8 ポーランド 5.3 1.7
ジャマイカ 7.5 0.9 ポルトガル 3.3 2.4
ドミニカ共和国 4.3 1.8 マケドニア 6.8 0.9
パナマ 3.7 1.1 マルタ 6.7 1.1
バハマ 9.8 1.2 モルドバ 6.8 3
メキシコ 5 0.9 モンテネグロ 6.2 0.8
南アメリカ ラトビア 5.7 3.5
アルゼンチン 3.1 リトアニア 6.9 3.5
ウルグアイ 2.8 ルーマニア 5.1 1.5
ガイアナ 6.2 ルクセンブルク 3.2 2
チリ 3.8 0.1 ロシア 8.5 4.5
ベネズエラ 3.5 アフリカ
ペルー 2.8 0.4 エジプト 11.2 1.9
ヨーロッパ モーリシャス 8.3 1.6
アイルランド 4.5 0.6 オセアニア
アルバニア 8.2 1.3 オーストラリア 5.4 2.2
イギリス 4.5 2.1 ニュージーランド 4.6 2
単位  1,000人当たり)

参照:総務省統計局|世界の統計2015

これを離婚率の高い順に並べ替えた図が以下のようになります。

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世界的に見ると日本は第36位ですので、「大して高くない?」と思われるかもしれませんが、それは他が高すぎると言い換えることもできますね。

  1. 1位:ロシア 4.7
  2. 2位:ベラルーシ 4.1
  3. 3位:ラトビア 3.6
  4. 4位:リトアニア 3.3
  5. 5位:米国・デンマーク 2.8
  6. 7位:カザフスタン 2.7
  7. 8位:ヨルダン・キューバ2.6
  8. 10位:コスタリカ・スウェーデン・チェコ・ベルギー・ポルトガル・ルクセンブルク 2.5
  9. 36位:日本 1.9

 

離婚率を引き上げている原因と考えられるもの

では、離婚をしたいと思う理由は何のでしょうか?平成24年度の「離婚原因ランキング」によれば、離婚理由の多くは「性格の不一致」をあげており、「なんか合わない」「ちょっと思い描いていたのと違った」など、結婚前にわかるのではないかと思うものばかりが並んでいます。

表:平成24年度離婚原因ランキング(総務省調べ)

男性 女性 件数
1位 性格が合わない 性格が合わない 11,277 21,446
2位 異性関係 暴力を振るう 3,193 14,167
3位 精神的に虐待する 生活費を渡さない 2,797 12,460
4位 家族・親族と折り合いが悪い 精神的に虐待する 2,744 11,381
5位 性的不調和 異性関係 2,288 10,789
6位 浪費する 浪費する 2,239 6,535
7位 同居に応じない 家庭を捨てて省みない 1,825 5,165
8位 異常性格 性的不調和 1,776 4,045
9位 暴力を振るう 家族・親族と折り合いが悪い 1,507 3,950
10位 家庭を捨てて省みない 酒を飲み過ぎる 1,213 3,807

参考:離婚の原因|ランキングトップ10から見た離婚の悲しい原因

性格の不一致

性格の不一致というのは様々な理由を内包した言葉です。しかし、離婚原因ランキングから見ても、『性格』や『価値観』が合わない人との生活は成り立ちにくいことの証明でもあります。少々合わなくても大丈夫だと思って結婚してみたら、ストレスしかない毎日が続き、夫婦として破綻してしまったケースも多くあります。
出典:性格の不一致とは|性格の不一致で離婚する際の手順まとめ

結婚生活において大切なことは、お互いの『性格』や『価値観』を尊重しつつ、自分の意見と相手の意見を上手くすり合わせていく努力が必要になってきます。この小さな努力を怠ってしまうと、離婚原因ランキングの1位となっていることからもわかるように、決定的な夫婦生活の破滅を招くことになってしまいます。
参考:離婚の原因|ランキングトップ10から見た離婚の悲しい原因

結婚をしてみたものの、性格が合わないという理由で簡単に離婚をする20代後半から30代後半までの人間が、離婚率を引き上げている主な要因には間違いないのですが、それ以外も主に3つの要因が考えられます。

熟年離婚

その一つが50歳以上の夫婦が離婚する、熟年離婚です。「夫は外で働いて妻は家で主婦をする」という古い考えが、元々の日本文化でしたが、その文化こそ熟年離婚率を上げていると言っても過言ではありません。

なぜなら、熟年になるまで「妻が我慢をしている」状態だから。我慢の限界で離婚をする人もいれば、現代では女性も社会進出が一般的となり、結婚して主婦として落ち着いていながらも定年を機に自ら自立しようと考える女性も多いようです。
参考: 熟年離婚の9つの原因と離婚を決意する理由|離婚向けて考える事

我慢の限界を迎えた妻が突然離婚話を切り出すことはよくあるようで、古き時代を生きた方ほど、後になって爆発する傾向にあると言えます。

結婚式をあげていないから

ナシ婚と言われている、結婚式をあげずに婚姻生活を送っている夫婦の離婚率が高いとされています。ナシ婚とは、結婚式を行わないことです。近年のウェディング業界の傾向として、入籍するカップルの約40%が結婚式(挙式・披露宴)を行っていません。

このように、結婚式を行わずに婚姻届を提出しただけ、もしくは婚約と合わせて結納だけは行い夫婦生活をスタートさせるカップルを指して、「ナシ婚」という言葉が生まれました。

借金の額が大きいから

借金がある夫婦の離婚率は45%にものぼります。裁判に持ち込まれる離婚理由でも「借金」は大きな割合を占め、ランキング6位の「浪費をする」にも含まれています。

借金の種類は、税金を納めていないといったものから、消費者金融からお金を借りたなど様々ですが、「金の切れ目が縁の切れ目」と言えますね。

何度注意しても変化が見られない

例えば、「洗濯物をカゴに入れて」というお願いをしても、残念ながら一向に改善が見られない場合があります。片方にとっては習慣でも、相手には全く習慣がないことがあります。この時、2、3度注意しても直らない、改善しようとしている感じが見受けられない場合、のちのちのストレスとなって離婚率上昇につながるでしょう。

 

離婚率を下げるために出来る15の知識

幸せな結婚生活を送りたいなら多少の我慢は必ず必要です。しかし、できればそんな我慢はしたくないと思いますし、心穏やかに過ごしていきたいとお考えのはずです。ここでは離婚を回避する15の知識をご紹介しますので、自分の家庭に当てはめて実践して頂ければと思います。

1:どうして結婚したのかを考える

好きだから。愛していたから。人生で最高の人に出会えたから。理由は様々かもしれませんが、二人一緒に人生を歩むことを決めたのなら、お互いのためになることをしましょう。人は自分のためには頑張れないことでも、人のために頑張れることのできる存在です。

2:自分とは違うタイプであることを受け入れる

同じ屋根の下で生活していたら、どうしてこんなことをするのか、何を考えているのかわからない事も多くあると思います。しかし、「理解しようとしてはいけません。」これまで生きてきた世界が違いのです。分かり合う事よりも、その価値観を受け入れる事を考えてみてください

3:相手の事をわかったつもりにならない

何も言わなくてもわかるだろうとは、絶対に思ってはいけません。以心伝心は素晴らしい言葉ですが、案外妻や夫よりも友人との方が良かったりします。伝えたい事はちゃんと口で伝えましょう。話して理解するかはともかく、伝わらないという一番の問題は回避できます。

4:結婚式をあげる

「ナシ婚」の話題でも言いましたが、結婚式は離婚率を下げる働きがあります。結婚生活3年以上の夫婦の60%が結婚式を挙げているとう事実は、大いに参考にして良いと思います。もし結婚式をあげていないなら検討してみてください。また、新婚旅行に行っていないという場合も、ぜひ行っていただくと良いと思います。

5:一緒に成長できるか

多くのカップル「結婚」を2人のゴールだと考えているかもしれません。しかし、結婚はゴールではなく長い共同生活のスタートです。一人で生きてきた時とは違い、夫婦はお互いの成長の場とも言えます。何の成長をするのかは難しいテーマですが、人生は結婚してからがスタートだと思いましょう。

6:子供は一緒に育てる

もし二人の間に子供がいて、夫が子育てに協力的ではない場合、当事者意識を持たせる必要があります。毎朝の見送りやちょっとした報告(今日初めて立った)など、自分の子供の成長していく様子をみて、何も思わない人はいないはずです。

7:ムキにならない

夫も妻も、自分の意見を通そうと思ってはいけません。性格の不一致は結婚する前から分かりきっていた事です。そこで「こうしろ」「ああしろ」と口うるさく言っても何も解決しません。夫婦は許しあう関係だと思います。もめたら妥協点を探しましょう。必ずどこかに落としどころがあるはずです。

8:自分が悪いと認められるか

結婚生活に夫婦ゲンカは必ずあります。ときには良い関係性を保つために、自分が間違っていないと思っても折れなくてはいけないこともある。腹の立つこともあるでしょう。しかし、あなた達はいい大人です。頭を冷やすためにとりあえずコンビニに行って、二人分のプリンを買って帰りましょう。

9:相手の両親と仲良くする

妻や夫を大事にする事は大前提ですが、相手の両親も大切に思ってあげましょう。しかし、自分の実家に妻(夫)を連れて行った際は、必ずパートナーの味方をしてあげる事が大事です。いくら義理の両親とはいえ根本的には他人です。あなたが味方になって助けてあげないといけません。

10:愛情表現をたまにする

「愛されている。」そう感じることはお互いにとって重要なことです。しかし、相手に伝えるということはもっと大事です。好かれていることに嫌悪感を感じる人間などいません、どんどん言いましょう。

11:健康には気をつける

運動や食事、健康診断など、細かいことですが、あなたが病気になったら悲しむのはあなたの大切な人です。パートナーを大事に思うなら、自分の健康にも気をつけましょう。また、激太りなど、スタイルの急な変化は離婚の原因になります。気をつけてくださいね。

12:側にいること

人は、単純にいつも一緒にいる人に安心感を覚えます。浮気や不倫などの防止の効果もありますので、一緒にいるときはできるだけ距離を近く保つと良いでしょう。

13:今後の計画をたくさん立てる

例えば旅行の事、子供の事、家計の事など、将来的な計画を立てておく事で、それに向けた準備をするのは離婚率低下に有効です。これからいい事も大変な事もたくさん起こるという「期待」を持つ事は大事になりますね。

14:夫婦別性が離婚率を下げることに繋がるのか?

現在「選択的夫婦別性」を推奨する動きがあり、「20 代既婚女性の約4人に1人は職場で旧姓を使用」という結果を根拠に、夫婦が別性になっても離婚率は増えないというのが彼らの主張のようです。

反対する方の中には、夫婦別性にすることで離婚率が高くなるという意見があり、たしかに「夫婦の姓が別々になることで、家族の絆が弱くなる」などの問題は考えられるかもしれません。

しかし、結婚しても仕事を続ける女性であれば性が変わることで仕事上の面倒も増えるだけです。また、結婚を控えた女性が自分の性が変わることでマリッジブルーになる可能性もありますので、一概に離婚率は高くなるとは言えないのではないでしょうか?

離婚の原因に多い「性格の不一致」「夫が家事を手伝わない」「夫が子どもを大切にしない」「浮気」「嫁姑問題」など、こう言った理由は「男尊女卑思想」に繋がっているとも言えなくはありませんので、夫婦別性にすることで、こういったことが起きる可能性も、もしかしたら減るかもしれませんね。

15:離婚を避けるには学歴が大事というのはウソ

学歴が同じ夫婦は、片方が高学歴の夫婦に比べて離婚率が1/3も少ないという結果になるといます。確かにあまりにも学歴に差があると、会話がかみ合わない可能性も考えられるでしょう。

長続きする夫婦の間には「会話があることが重要」だと、20代~40代の男女900名を対象に行った「結婚と結婚観に関する調査」において、51.8%の方が回答をしました。しかし、コミュミケーションや会話に学歴なんて必要ありません。例えば、あなたが友人と話している時に笑う話題はなんでしょうか?学歴が必要でしたでしょうか・・・

言いたいことが伝わらない事に学歴は関係ない

「言いたい事が伝わらない」「会話が成立しない」のは、学歴は一切関係ないはずです。相手が理解できないのは伝え方が悪いせいですし、会話が成立しないのは相手に理解させないのが問題なんです。「黙っていても考えは伝わる」と考えるのも良いですが、やはりきちんと言葉に出して自分の想いや考えを相手に伝えることは大切なことですね。

 

離婚に繋がる懸念|マイナンバー制度が離婚率を上げる?

マイナンバー制度とは、「国民総背番号制度」とも呼ばれるもので、2017年より国が始める情報提供等記録開示システムです。国民ひとりひとりに割り当てられた独自の番号で個人情報を管理する制度で、主に役所関係の情報(氏名・住所・生年月日・所得・税金納付状況など)を管理していくものです。

このマイナンバー制度がなぜ離婚率をあげる懸念につながるかというと、クレジットカードの利用履歴をはじめとした、ちょっと後ろめたい事が全て筒抜けになる可能性があるという事です。

また、婚姻届の提出や離婚届けといった公的な書類の提出も、将来的には全てネット上で手続きを可能にしていく予定なので、「離婚届を書いて役所に届ける」という行為が、離婚防止の最後の防波堤の役割を果たしていたものがなくなり、スマホのスイッチ一つで離婚成立という状況が生まれるかもしれません。

今後、「スマホ離婚」などという言葉も生まれるかもしれませんので、良好な夫婦関係の継続のためにも、日々の生活には気をつけないといけませんね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。離婚率の話題から、どうやって離婚を回避するかの方法をご紹介しましたが、やはり結婚生活は大なり小なりの我慢が必要です。好きな気持ちだけ持っていてはいけないという事を頭の片隅に持っておくと、案外夫婦は長く続くものかもしれませんね。

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ABOUTこの記事を監修した法律事務所

2016年1月に寺垣弁護士、佐藤弁護士の2名により設立。現在の在籍弁護士は14名(2018年1月時点)。遺産相続、交通事故、離婚などの民事事件や刑事事件、企業法務まで幅広い分野を取り扱っている。